平和不動産に対するTOBはあるのか
今日の平和不動産の株価が上昇しています。
三井不動産による東京ドームに対するTOBのニュースが出たため、平和不動産に対するTOBの思惑買いといったところでしょうか。
平和不動産の株について、ちょっと調べてみたところ、以下の状況です。
・シンプレクスアセットマネジメント(ヘッジファンド)の保有割合12.23%
・現在の時価総額は約1330億円
・会計上の純資産1137億円(2020.9時点)
・保有不動産の含み益は約1100億円(2020.3時点)
実質的なPBRは約0.6倍といったところでしょうか。
私の意見としては、三菱地所がTOBを行う可能性は十分ありうると思います。
理由としては、以下の観点からメリットが十分あるためです。
①平和不動産の地盤である兜町エリアを取り込める。
②実質的なPBRに比べて割安な株価。
③平和不動産の運用会社を通して、リートの合併もありうる。
④三井不動産に対する対抗意識
一方でやっかいなのは、ヘッジファンドの存在。
当然TOBを仕掛けるとなると彼らも何らからの対抗措置を行うでしょうから、買収価格が予想以上に上がっていくこと可能性も。
私とのしては、急騰している現在の株価が一旦落ち着いた時点で購入を検討したいものです。